日本大百科全書(ニッポニカ) 「粟島(鳥取県)」の意味・わかりやすい解説 粟島(鳥取県)あわしま 鳥取県西部、米子(よなご)市北郊の小丘。標高36メートル。中海(なかうみ)の小島が近世末の干拓で陸化したもの。地名は『伯耆国風土記(ほうきのくにふどき)』逸文の「少日子命(すくなひこのみこと)粟を蒔(ま)きて……故(かれ)、粟嶋と云(い)ふ」による。命を祀(まつ)る粟島神社、八百比丘尼(やおびくに)の伝説の洞窟(どうくつ)があり、社叢(しゃそう)は県指定の天然記念物となっている。[岩永 實] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例