粗品・麁品・庶品(読み)そひん

精選版 日本国語大辞典 「粗品・麁品・庶品」の意味・読み・例文・類語

そ‐ひん【粗品・麁品・庶品】

〘名〙
① 粗末な品物。つまらない品物。また、粗末であること。そしな。
名語記(1275)五「装束の裏は麁品なる故歟」
② へりくだって、他人への贈り物をいう語。そしな。
※近世紀聞(1875‐81)〈条野有人〉初「御覧に足ぬ粗品(ソヒン)なりとも御収納被下」
③ できたばかりのもの。
※教言卿記‐応永一三年(1406)一二月二八日「紀伊国〈より〉雉一番、鯛二懸芳志送賜之。今年楚品也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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