管鑓(読み)くだやり

精選版 日本国語大辞典 「管鑓」の意味・読み・例文・類語

くだ‐やり【管鑓】

〘名〙 江戸時代の鑓の一種。鑓の柄に鉄の管をはめ、左手にこれを握って、繰り出し、繰り引きを便利に作ったもの。
※俳諧・小町踊(1665)春「くだ鑓か竹にいけたる梅の花〈塵哉〉」
浮世草子武道伝来記(1687)五「後より下人を払ひ管鑓(クダヤリ)をさしのべ、脇腹をつらぬき」

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