筆染村(読み)ふでそめむら

日本歴史地名大系 「筆染村」の解説

筆染村
ふでそめむら

[現在地名]中島町筆染

通称「ふじしみ」ともいう。七尾湾西海岸南部に位置し、西は丘陵地を背にして笠師かさし村、東は海を隔てて和倉わくら(現七尾市)能登島(現能登島町)を望む。長連竜領で、寛文一一年(一六七一)の鹿島半郡高免付帳(長文書)に村名がみえ、高八八石、免五ツ五歩。同年加賀藩直轄領となり、延宝七年(一六七九)の村御印(筆染区有文書)によると高一四一石、免四ツ、小物成は山役二一匁・苦竹役一匁・鳥役一匁・猟船櫂役二〇目。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android