笛吹村・上村馬場村(読み)ふえふきむら・かみのむらばばむら

日本歴史地名大系 「笛吹村・上村馬場村」の解説

笛吹村・上村馬場村
ふえふきむら・かみのむらばばむら

[現在地名]新庄町大字笛吹

葛城山麓、山口やまぐち脇田わきだ両村間の傾斜地にある。笛吹は古代、笛吹連一族の本拠の地と伝承する。「姓氏録」河内国神別に「笛吹連 火明命之後也」とある。葛木坐火雷かつらぎにいますほのいかずち神社(笛吹神社)は笛吹連の祖神を祀るという。

江戸時代初期は脇田村のうちで、福島兵部領。元和―寛永期(一六一五―四四)に脇田村から分離独立、寛永郷帳には「上ノ村小林共」とみえ、村高は四一九・九三六石、郡山藩領となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android