竿先・棹先(読み)さおさき

精選版 日本国語大辞典 「竿先・棹先」の意味・読み・例文・類語

さお‐さき さを‥【竿先・棹先】

〘名〙
① 竿の先端。また、舟を進める棹(さお)の先。
人情本春色辰巳園(1833‐35)四「あげくの果にゃア棹先(サヲサキ)につっかけられて、引汐に沖の方へとおし出されて」
② 年老いて、余命がどれほどもないこと。老い先の短い年齢。また、その者。
※雑俳・川柳評万句合‐宝暦一三(1763)宮三「竿先(さキ)に成て実盛いや身をし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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