競牡丹(読み)くらべぼたん

精選版 日本国語大辞典 「競牡丹」の意味・読み・例文・類語

くらべ‐ぼたん【競牡丹】

[1] 〘名〙 ぼたんが花の盛りの美を競っていること。転じて、一般に華麗な姿を競っていること。
※歌舞伎・浮世柄比翼稲妻(鞘当)(1823)大詰「『濡れにぞ濡れし彼の君と』『くらべ牡丹(ボタン)風俗は』」
[2] 一中節の曲名吉原での不破名古屋の鞘当などの伊達風俗をうたった曲。作者年代不詳。〔安愚楽鍋(1871‐72)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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