競取・糶取(読み)せどり

精選版 日本国語大辞典 「競取・糶取」の意味・読み・例文・類語

せ‐どり【競取・糶取】

〘名〙 同業者の間に立ち、売買仲介をして口銭を得ること。また、それを業とする人。さいとり。
人情本・玉川日記(1826‐29)二「本の(セトリ)担商(かつぎあきなひ)〈略〉不断脊中に包袱(ふろしきつつみ)放たず、昼は足を擂り雷木(すりこぎ)にして、江戸中を欠廻」

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