立際・発際(読み)たちぎわ

精選版 日本国語大辞典 「立際・発際」の意味・読み・例文・類語

たち‐ぎわ ‥ぎは【立際・発際】

〘名〙
① 席を立とうとする時。帰りがけ。
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二「加之(しか)も立際に一所に成って高笑ひをした」
出発の際。出発するまぎわ。
浄瑠璃児源氏道中軍記(1744)四「逗留中なぶり足らいで立際(たチギハ)に迄いちるのか」
※俳諧・七番日記‐文化一二年(1815)二月「立際に花を降らして帰雁

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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