立栄(読み)たちさかゆ

精選版 日本国語大辞典 「立栄」の意味・読み・例文・類語

たち‐さか・ゆ【立栄】

〘自ヤ下二〙 (「たち」は接頭語)
草木などが茂り栄える。
古事記(712)下・歌謡「山の峡(かひ)に 多知邪加由流(タチサカユル) 葉広熊白檮(くまがし)
万葉(8C後)七・一二八六「山城久世の社の草な手折りそ わが時と立栄(たちさかゆ)とも草な手折りそ」
② 時を得て繁栄する。時めく。
※栄花(1028‐92頃)駒競行幸大后の宮、天の下に三笠山と戴かれ給ひ、日の本には箒木とたちさかえおはしましてより」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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