立戸村(読み)たちどむら

日本歴史地名大系 「立戸村」の解説

立戸村
たちどむら

[現在地名]六日市町立戸

広石ひろいし村の北西に位置し、沢田さわだ村から北流してきた吉賀よしが川は当地で湾曲して南流する。立戸・下塚しもつかの二集落がある。安芸廿日市あきはつかいち街道は朝倉あさくら村からほとけヶ峠を越えて当村に入り、広石村に至る。正保国絵図に立戸村とあり高二七三石余。明治四年(一八七一)の万手鑑では古高二七三石余、寛永一四年(一六三七)の検地高三六六石余、明治四年の総高三九四石余・反別五四町六反余、家数七〇(うち本百姓六二・小百姓四・社家一・寺一・医師一)・人数二五四、牛三八・馬二、米蔵一、金玉山きんぎよくさん八幡宮と小社三、曹渓山宝林ほうりん寺、鉄砲一〇、紙漉舟三五、古城跡一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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