立憲民主連合[チュニジア](読み)りっけんみんしゅれんごう[チュニジア](英語表記)Rassemblement Constitutionnel Democratique

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

立憲民主連合[チュニジア]
りっけんみんしゅれんごう[チュニジア]
Rassemblement Constitutionnel Democratique

略称 RCDチュニジアの政権政党。 1920年設立のデストゥール (立憲) 党の方針に批判的な勢力が 34年に結成したネオ・デストゥール (新立憲) 党を母体とする。チュニジアの独立運動を主導し,56年3月の独立達成直後に行われた制憲議会選挙で全 98議席を獲得,H.B.A.ブルギバ内閣を組閣。 57年に共和制に移行するとともにブルギバは大統領に就任。 64年 10月には立憲社会党へと改編し,その後社会主義的政策から自由主義経済に転換させていった。 87年ブルギバに代りゼイン・エル・アビディン・ベンアリが新大統領に就任し,野党の公認など政治的自由化および旧党指導部の刷新を打出した。 88年現党名に改称。 89年4月の大統領選挙でベンアリが無競争で再選され,同時に行われた総選挙では全議席を獲得。さらに 94年3月の大統領選挙でもベンアリは無投票で勝ち,国民議会選挙でも 163議席のうち 144議席を占めた。初の複数政党制で行われた 99年 10月の総選挙でも圧勝し,ベンアリは3選を果した。

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