立勝(読み)たちまさる

精選版 日本国語大辞典 「立勝」の意味・読み・例文・類語

たち‐まさ・る【立勝】

〘自ラ五(四)〙
① 雲、波などが一層はなはだしく起り立つ。いよいよ立つ。
※延喜十三年亭子院歌合(913)「山ざくら咲きぬるときはつねよりも峰の白雲たちまさりけり〈紀貫之〉」
② (「たち」は接頭語) 他のものよりすぐれる。まさる。また、きわだつ。めだつ。
※阿波国文庫旧蔵本伊勢物語(10C前)九四「秋のよははるひわするるものなれやかすみにきりやたちまさるらん

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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