窓霜(読み)まどしも(英語表記)window hoar frost

日本大百科全書(ニッポニカ) 「窓霜」の意味・わかりやすい解説

窓霜
まどしも
window hoar frost

窓ガラスが0℃以下の寒気にさらされたとき、室内水分がガラス表面に凝結してできる羽毛状の氷結晶模様。寒さの緩いときは、水蒸気がいったん水膜となって凝結し、次にそれが凍結してできる。寒さが厳しいときは、水蒸気が直接昇華凝結して成長する。

[前野紀一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の窓霜の言及

【霜】より

…霜には地面に降りるもののほか,樹木にできる樹霜(じゆそう)がよく知られている。窓ガラスにできるものは窓霜(まどしも)といっているが,最近は建物の構造がよくなったり,暖房設備がゆきとどいてきたのであまり見られなくなった。また,積もった雪の表面にできる雪面霜(せつめんじも),その内部の比較的表面に近いところにできる雪中霜(せつちゆうじも)などもある。…

※「窓霜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android