突上(読み)つきあがる

精選版 日本国語大辞典 「突上」の意味・読み・例文・類語

つき‐あが・る【突上】

〘自ラ五(四)〙
① 下から勢いよく上がる。
幻影の盾(1905)〈夏目漱石〉「太き火燄が棒となって、熱を追ふて突き上る風諸共、夜の世界流矢の疾きを射る」
② 押えきれない感情がわき上がる。
※いさなとり(1891)〈幸田露伴〉九二「胸先から涙が突き上って溢れまする」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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