空聖(読み)ソラヒジリ

デジタル大辞泉 「空聖」の意味・読み・例文・類語

そら‐ひじり【空聖】

名ばかりのひじり。にせひじり。えせ聖人しょうにん
「仁俊は女心あるものの―たつる、など申しけるを」〈著聞集・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「空聖」の意味・読み・例文・類語

そら‐ひじり【空聖】

〘名〙 名だけで真実の聖でない者。えせ法師。
※今物語(1239頃)「紫の雲まつ嶋にすめばこそ空ひしりとも人のいふらめ」

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