空引(読み)そらびき

精選版 日本国語大辞典 「空引」の意味・読み・例文・類語

そら‐びき【空引】

〘名〙
① すきを見せて敵をおびきよせようと謀ること。
御伽草子弁慶物語(室町時代小説集所収)(室町末)上「てきをひきいれんとの、したくなれば、そらひきするとは、しらずして」
※高瀬舟縁起(1916)〈森鴎外〉「西陣に傭はれて、空引(ソラビキ)と云ふことをしてゐたが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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