空家・空屋・明家(読み)あきや

精選版 日本国語大辞典 「空家・空屋・明家」の意味・読み・例文・類語

あき‐や【空家・空屋・明家】

〘名〙
① 人の住んでいない家。あきいえ。〔文明本節用集(室町中)〕
一握の砂(1910)〈石川啄木〉我を愛する歌「空家(アキヤ)に入り 煙草のみたることありき」
② 後家をいう俗語。広く、特定パートナーがいない女性をもいう。
※雑俳・笠付類題集(1834)「久しぶり明家の前のたまり水」
※透明な暗殺(1960)〈佐野洋〉「あたしじゃ、どう? 今、空き家なのよ?」

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