穂高町(読み)ほたかまち

日本歴史地名大系 「穂高町」の解説

穂高町
ほたかまち

面積:一四六・二一平方キロ

南安曇郡の北部、からす川・中房なかぶさ川両扇状地上に立地。扇央は畑地、扇端は水田地帯をなす。東部の北穂高地区は高瀬たかせ川・中房川に挟まれた低湿地帯である。

中房川・烏川両扇状地上にはまき富田とみた橋爪はしづめ久保田くぼたなどに未墾地が残っており、第二次世界大戦後、開拓団によって開墾が進められ、掘抜井戸の電力揚水によって水田化されている。宮城みやしろから小岩岳の間の山麓の穂高高原は中房温泉からの引湯によって別荘団地となり、穂高神社・碌山ろくざん美術館・山葵畑などを中心にして観光地となりつつある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報