稲荷の杉(読み)いなりのすぎ

精選版 日本国語大辞典 「稲荷の杉」の意味・読み・例文・類語

いなり【稲荷】 の 杉(すぎ)

京都伏見稲荷大社境内にある杉。二月初午(はつうま)の日、参詣人はその枝を手折ってお守りにしたり、また、持ち帰って植え、枯れるか枯れないかによって、禍福を占ったりしたもの。験(しるし)の杉。
大鏡(12C前)二「いなりのすぎのあらはにみゆれば、明神御らむずらんに、いかでかなめげにてはいでん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android