種銭(読み)タネセン

デジタル大辞泉 「種銭」の意味・読み・例文・類語

たね‐せん【種銭】

銭を造るとき、型の模型となる銭。
金をためるときのもとにする金銭

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精選版 日本国語大辞典 「種銭」の意味・読み・例文・類語

たね‐せん【種銭】

〘名〙
① 銭を鋳る時、鋳型(いがた)を作るために用いる銭の模型。母銭(ぼせん)
※雑俳・柳多留‐一五(1780)「たねせんが関東方に残るなり」
② お金をためようとするとき、そのもととなる銭。
※金(1926)〈宮嶋資夫二一老人に必要なのは〈略〉バクチの種銭(タネセン)が毎日入って来ることである」

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