秬鬯(読み)きょちょう

精選版 日本国語大辞典 「秬鬯」の意味・読み・例文・類語

きょ‐ちょう ‥チャウ【秬鬯】

〘名〙 (「秬」はくろきび、「鬯」は香草一種) くろきびで醸造し、香草を加えてつくった酒。
新編覆醤集(1676)三・己丑上日随例祭詩仙「秬鬯自応薦、英霊徧所縁」 〔書経‐洛誥〕

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普及版 字通 「秬鬯」の読み・字形・画数・意味

【秬鬯】きよちよう(ちやう)

くろきびに鬱金草(うつこんそう)を加えて醸(かも)した酒。神事に用いた。〔書、文侯之命〕用(もつ)て爾(なんぢ)に秬鬯一弓(とうきゆう)一・矢百・盧(、黒)弓一・盧矢百・馬四匹を賚(たま)ふ。(ほ)けや。~用(もつ)て爾の顯せ。

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