秘すれば花(読み)ひすればはな

故事成語を知る辞典 「秘すれば花」の解説

秘すれば花

隠すということの中にこそ、感動がある、ということ。

[由来] 一四~一五世紀、室町時代の能の役者作者の「風姿花伝」に出て来ることばから。「秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず(秘密にすれば花となり、秘密にしないと花にはならない)」のしばらくあとに、観客に思いも寄らぬ感動を与えることこそが「花」である、と述べています。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android