秀松村(読み)ひでまつむら

日本歴史地名大系 「秀松村」の解説

秀松村
ひでまつむら

[現在地名]津島増穂ますお

岩松いわまつ川の支流の増穂川流域に位置する。北は岩淵いわぶち村、南は下畑地しもはたじ村に接する。

文安五年(一四四八)一一月一三日の三島宮棟札写に「宇和荘・津島・秀松郷」と地名がみえる。また慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)宇和郡の項には「秀松村 茅山有、柴山有、日損所」と村名がみえ、干害をうけやすい村であった。当村はかみ組・下組・神田中じんだなかかわ組の三組からなっていたが、村候公御代記録書抜によると明和九年(一七七二)六月一七日に増穂村と改称された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android