神指村(読み)こうざしむら

日本歴史地名大系 「神指村」の解説

神指村
こうざしむら

[現在地名]会津若松市神指町こうざしまち北四合きたしごう

会津盆地中央部、阿賀川川の間にあり、北は横沼よこぬま村、南は如来堂によらいどう村。村名の由来について、昔融大臣に仕えていた秦某がこの地に来て、山王権現定住の地を請うたところ、北の林中に異香樹があるのでそこを開けと夢告があったため香指と称し、のちに神指と書くようになったという(新編会津風土記)。この村はもと上神指の北北東六町にあったが、正保三年(一六四六)三区に分れたという。城下より北西一里を上神指、その北二町一〇間に東神指、その北西八町三〇間余に下神指(寛文頃までは中丸神指)がある。下神指の北東一町二〇間余に端村横沼、東神指の北東二町一〇間に端村榎壇新田えのきだんしんでん(現榎壇)がある。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録では門田もんでん郡に神指とあり、高一千一八二石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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