碁浦(読み)ごのうら

日本歴史地名大系 「碁浦」の解説

碁浦
ごのうら

[現在地名]鳴門市北灘町碁浦きたなだちようごのうら

大須おおず村の西にあり、北灘八ヵ村のうち最西端の小村。西は讃岐国大内おおち坂本さかもと(現香川県引田町)に接する国境の村。大須村から西の国境に至る海岸沿いを北灘道が通り、西端部に終着地点がある。正保国絵図に大津之内大碁おおごの浦とみえ、寛文四年(一六六四)の在々古田出目并新田高帳でも大津村の枝村として大碁浦があげられている。天和二年(一六八二)の蔵入高村付帳では蔵入高一石余。文化一〇年(一八一三)の高都帳には碁浦とあり、高五石余。「阿波志」によれば土田は上等、陸田一〇分の六・水田一〇分の四、反別六反、家数二。天保九年(一八三八)の北灘撫養田畠高物成調子帳(藤倉家文書)では高五石余(五反余)のうち三石余(三反余)は畠地、一石余(一反余)田地、物成は一石余、内麦一石余、請三ツ四歩。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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