破縁(読み)やれえん

精選版 日本国語大辞典 「破縁」の意味・読み・例文・類語

やれ‐えん【破縁】

〘名〙 破れいたんでいる濡れ縁
高野聖(1900)〈泉鏡花〉一〇「殊に一軒家、あけ開いたなり門というてもない、突然(いきなり)破縁(ヤレエン)になって」

は‐えん【破縁】

〘名〙 いったん決まった縁談が取り消しになること。破談離縁
怪談牡丹燈籠(1884)〈三遊亭円朝〉一三「お前独り来て破縁をしてくれろと云っても」

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