石畠村(読み)いしばたけむら

日本歴史地名大系 「石畠村」の解説

石畠村
いしばたけむら

[現在地名]福井市石畠町

丹生山地北麓に位置し、北西中山なかやま村に接する。村名は正保郷帳にみえ、田方八三石余・畠方二〇石余。福井藩領で、文政六年(一八二三)の給人地方渡名寄帳によれば、全村が松平主馬の知行地

寛政一〇年(一七九八)の「乍恐口上書を以奉願上候」(夏目家文書)によると、当村と水切みずきり木下きのした浜別所はまべつしよ領家りようけ田頭たのかしら橋屋はしや市瀬いちのせの八ヵ村は「私共義者至困窮百生共ニ銘々所持仕候樹木柿等居村近所村山家辺之村々より買請、先前より三国表ヘ持参仕売捌其を以御収納之多足ニ仕リ渡世送リ申」という。

石畠村
いしばたけむら

[現在地名]上川村豊川とよかわ 石畑いしばたけ

柴倉しばくら川左岸に位置し、北西は太田おおた村。文禄三年(一五九四)七月の蒲生氏高目録帳(内閣文庫蔵)に「石畠 百拾石四斗九升」とある。元和六年(一六二〇)の漆木役は三〇三本(津川旧記)。貞享二年(一六八五)の地下風俗家業旧例改帳(玉木敏雄氏蔵)に雑紙役三束とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android