石火の光(読み)セッカノヒカリ

デジタル大辞泉 「石火の光」の意味・読み・例文・類語

せっか‐の‐ひかり〔セキクワ‐〕【石火の光】

火打ち石を打つときに出る光。きわめて短い時間をたとえていう語。
老少不定の世の中は、―に異ならず」〈平家・一〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「石火の光」の意味・読み・例文・類語

せっか【石火】 の 光(ひかり)

火打ち石を打つ時におこる光。転じて、きわめて短い時間のたとえ。刹那(せつな)石火。石火の機。
※和漢朗詠(1018頃)下「蝸牛の角の上に何事をか争ふ 石火の光の中に此の身を寄せたり〈白居易〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android