日本大百科全書(ニッポニカ) 「石(こく)」の意味・わかりやすい解説 石(こく)こく 尺貫法の体積の単位。10斗(と)(100升)をいう。約180.39リットルにあたる。古代中国の相当する単位は斛(こく)で、石(せき)は質量の単位であったが、日本では固有の単位さか(斛)に近いこの石の音を借りてこの文字が用いられるようになった。石はまた船の積量にも用いられ、この場合の1石は10立方尺である。また木材の材積の場合は、縦横各1尺、長さ10尺をいう。[小泉袈裟勝][参照項目] | 尺貫法 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例