矢細工村(読み)やさいくむら

日本歴史地名大系 「矢細工村」の解説

矢細工村
やさいくむら

[現在地名]中富町矢細工

中山なかやま中一二ヵ村の一つ。「山方山際ノ村」だが、大塩おおしお村から笹走ささばしり(現早川町)へ抜ける山中道筋にあり、決して閉ざされた村ではない。沢筋や尾根道を行けば東へ二〇町で夜子沢よごさわ村、南へ一八町で中山村、北へ二六町で平須ひらす村、南西へ一八町で古長谷ふるはせ村に出られる位置にあり、まさに四方に開かれた村であった。しかも中山(富士見山)の西側にある早川はやかわ(現早川町)へも山伝いに四〇町でたどりつける(宝暦六年「村明細帳」神宮寺脩家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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