矢津八幡宮(読み)やづはちまんぐう

日本歴史地名大系 「矢津八幡宮」の解説

矢津八幡宮
やづはちまんぐう

[現在地名]村松町矢津 八幡林

矢津の北西旭山あさひやま丘陵先端字八幡林はちまんばやしにある。東側は急崖をなし、北と西は緩く低地に傾斜している。祭神は息長足比売尊・誉田別尊・玉依比売尊で、豊受姫命・建御名方命・大雀命・大山祇命を合祀。旧村社。大同二年(八〇七)坂上田村麻呂が戦勝祈願のため正八幡宮を勧請したという。また菅名すがな庄の総鎮守といわれ、箭立やたて明神とも称した。天喜年間(一〇五三―五八)に源義家が奥州より凱旋の際、弓箭を当社に奉納したという伝承にちなむ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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