睨める(読み)ネメル

デジタル大辞泉 「睨める」の意味・読み・例文・類語

ね・める【×睨める】

[動マ下一][文]ね・む[マ下二]
にらむ。
まなこき出し、まじろぎもせでぐいと―・めしが」〈露伴五重塔
警戒して目を付ける。また、憎しみでいきどおる。
「そんな了簡方だから課長さんにも―・められたんだ」〈二葉亭浮雲
「―・めつつ、見かへり見かへりにらみけり」〈著聞集一六

にら・める【×睨める】

[動マ下一]睨む」に同じ。
「横眼で津田の顔を―・めるように見ながら」〈漱石明暗

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