睢陽(読み)スイヨウ

デジタル大辞泉 「睢陽」の意味・読み・例文・類語

すいよう〔スイヤウ〕【睢陽】

古代中国地名春秋時代の地で、代には県が置かれた。代の757年、安禄山の乱の時に、太守許遠がここに拠って賊軍進出を防いだ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「睢陽」の意味・読み・例文・類語

すいよう スイヤウ【睢陽】

中国の秦代、現在の河南省東部の商丘県の南に置かれた県。至徳二年(七五七)、唐の安祿山の乱に、張巡、許遠が城を死守し、反乱軍の進出を妨げた所として有名。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の睢陽の言及

【商丘】より

…商丘市の南西10kmにある商丘県は,春秋時代の宋の国都が置かれたところである。秦になってここに県が創設され,南に睢水(すいすい)が流れているところから睢陽県とよばれた。隋では宋城に改められ,金では睢陽に復したが,明以後は商丘県となって今日に至っている。…

※「睢陽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」