睡眠麻痺(読み)スイミンマヒ

デジタル大辞泉 「睡眠麻痺」の意味・読み・例文・類語

すいみん‐まひ【睡眠麻×痺】

就寝中に、体が動かせないように感じる現象レム睡眠中、全身筋肉弛緩しかんしているのに、脳が半ば覚醒しているために起こる。極度の疲労ストレスなどにより起こるが、ナルコレプシー症状として表れることもある。俗に「金縛り」ともいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の睡眠麻痺の言及

【睡眠】より

…この場合,夢の内容をよく記憶していることが特徴である。(5)睡眠麻痺 いわゆる〈金縛り〉の状態で,入眠時とか朝の目覚めどき自分の手足を動かすことができない。本人は自分がどんな状態にあるか知っており,あとで思い出すこともできる。…

【ナルコレプシー】より

…ときに〈居眠り病〉と邦訳される。病因は不明であるが,睡眠発作,情動性脱力発作,睡眠麻痺,入眠時幻覚を4主症状とし,これに夜間の頻回の中途覚醒を加える。ただし,これら4主症状がすべてそろうものは少ないが,睡眠発作は必発である。…

※「睡眠麻痺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」