真幸院記(読み)まさきいんき

日本歴史地名大系 「真幸院記」の解説

真幸院記
まさきいんき

一冊

成立 江戸時代

写本 鹿児島大学附属図書館(木脇祐之氏旧蔵)

解説 飯野・加久藤・吉田・吉松栗野の部に分けて構成される。旧真幸院地域の地形河川・歴史を冒頭に略記し、飯野以下の地域の諸寺社の主として中世以前の文書・棟札銘文・仏像等銘文を引用・紹介し、併せて寺社の縁起や城の伝承を簡略に紹介する。中世、この地域の領主であった北原氏の支配領域の把握や、山伏などの活動、島津氏との関係を知るうえに欠かせない資料を提供している。

活字本 鹿児島県史料拾遺9・「宮崎県史」史料編中世2

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報