真丸・真円(読み)まんまる

精選版 日本国語大辞典 「真丸・真円」の意味・読み・例文・類語

まん‐まる【真丸・真円】

[1] 〘名〙 (形動) 全くまるいこと。正しくまるいこと。また、その形やそのさま。正円。転じて、物事が円満なさま。まんまろ。
義経記(室町中か)五「敵は矢ごろに近づけども、まんまるに立ち並びて」
[2] 〘副〙 ある範囲すべてにわたって。まるまる。
※玉塵抄(1563)九「みやこ大袖をこのめばどっこもきぬ一疋をまんまるそでにしたぞ」

まん‐まる・い【真丸・真円】

〘形口〙 全くまるい。完全にまるい。
四河入海(17C前)一三「野人のあるが、うころもちをくれたが、其のなりはまんまるふして」

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