デジタル大辞泉
「相論」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
そう‐ろん サウ‥【相論】
〘名〙
自己の言い分を主張しあうこと。言い争うこと。また、
紛争すること。特に、
土地に関して両当事者がおのおの
権利を主張すること。訴訟して争うこと。
※百巻本東大寺文書‐貞観元年(859)一二月二五日・近江国依智荘検田帳「爰延保自二去仁寿年中一以来与レ宅相論、而宅司等姧遁不レ遇」
※
徒然草(1331頃)一六三「
太衝の太の字、点うつ、うたずといふ事、
陰陽の友がら、相論の事ありけり」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
相論
そうろん
古代~中世の紛争,相争うこと,訴訟などを意味する史料用語。とくに「堺相論」などと,土地の権利をめぐっての紛争・訴訟を意味する語として多用された。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報