相模 太郎(1代目)(読み)サガミ タロウ

20世紀日本人名事典 「相模 太郎(1代目)」の解説

相模 太郎(1代目)
サガミ タロウ

昭和期の浪曲



生年
明治31(1898)年4月28日

没年
昭和47(1972)年2月12日

出生地
東京・芝神谷町

本名
小森 武治

別名
前名=東家 愛楽(2代目)

経歴
少年時代から浪曲に親しみ、17歳で東家小楽燕に弟子入りした。一時浪界を引いたが、21歳の時、東家愛楽の門に入り愛雀と名乗った。師匠が三叟と改名して2代愛楽を襲名、翌年ポリドールでレコード吹き込みの時相模太郎を名乗った。「灰神楽三太郎」(正岡容作)が大ヒットして一躍名を上げ、けれん味の多い語り(ケレン読み)でファンをつかんだ。「青竜刀権次」「権三と助十」「南京松」などが得意の外題。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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