相乗・合乗(読み)あいのり

精選版 日本国語大辞典 「相乗・合乗」の意味・読み・例文・類語

あい‐のり あひ‥【相乗・合乗】

〘名〙
① (━する) 一つの乗り物に二人以上がいっしょに乗ること。同乗すること。
安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉二「河岸(かし)へひいてきた大八車へ『フランケット』をしきまうけて是へあひのりをきめ」
多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉後「もうお帰りかい、ぢゃ合乗でも申付けやう」
馬術で、二人が馬を並べて乗って行くこと。
武家名目抄(19C中か)術芸部「大坪流馬書云相乗事。師と弟子と乗て馬二疋をもって稽古するに、じねんとふしぎなる事いできたる」
互いの便利のために、共同で物事を行なうこと。「相乗り広告」「相乗り番組」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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