直間比率の見直し(読み)ちょっかんひりつのみなおし

ASCII.jpデジタル用語辞典 「直間比率の見直し」の解説

直間比率の見直し

直間比率とは、国の税収全体に占める「直接税」と「間接税」の割合のことである。「直接税」は、所得税法人税など、税金の負担者と納税者が同じ種類の税金を指し、「間接税」は消費税タバコ税などのように、負担者と納税者が異なる種類の税金を指す。直間比率の見直しとは、間接税(主に消費税)を上げることによって、安定した税収の割合を高めようという考え方である。これは、ヨーロッパ諸国の間接税比率が高いということが引き合いに出されて、日本も間接税を上げるべきだという考え方と連動している。だが一方で、アメリカは直接税の割合の方が高い、そもそも直間比率は国の歴史や国民性によって左右されるものだ、という意見もあり、直間比率の見直しは常に議論の的となっている。

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