目隈（読み）メグマ

デジタル大辞泉

め‐ぐま【目^×隈】

目のふちをくまどること。目のくまどり。
「今ぢゃあ―を入れる者はねえ」〈滑・浮世風呂・四〉

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

め‐ぐま【目隈】

〘名〙

① 目のふちをくまどること。目のくまどり。

※滑稽本・浮世風呂（1809‐13）四「いまぢゃア目隈(メグマ)をいれる者はねへ」

② 目のすみ。「目隈にかける」「目隈にかかる」の形で、ちらりと見ること、見られることをいう。

※歌舞伎・染竹春駒（1814）序幕「佞人ばらが目隈(メクマ)にかからぬ其うちに」

出典　精選版 日本国語大辞典