目木乢(読み)めきだわ

日本歴史地名大系 「目木乢」の解説

目木乢
めきだわ

出雲往来上河内かみごうち(現落合町)から目木に入る手前の難所で、標高約二一〇メートル。「作陽誌」には三崎みさき村にあって東は上河内村に属し、榎木えのき乢ともいうとある。また榎乢とも記す。山中騒動のとき津山藩役人が武装して通ったという。明治になって、交通制度の変更にともない出雲往来は国道第三等に指定され、さらに同二〇年(一八八七)従来の目木から三崎大庭おおば(現落合町)久世の路線は、目木・台金屋だいかなや・久世の直線コースに変更され、あわせて目木乢の改修工事がなされた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android