目交・瞬(読み)めまぜ

精選版 日本国語大辞典 「目交・瞬」の意味・読み・例文・類語

め‐まぜ【目交・瞬】

〘名〙
① まばたきすること。またたき。めまじ。
浮世草子男色大鑑(1687)三「下を睨(のぞけ)ば、葉右衛門瞬(メマゼ)せはしく躑躅(たちすくみ)
② 目で合図をすること。目つきで、自分意志相手に知らせること。目くばせ。めまじ。
御伽草子・太子開城記(室町時代物語集所収)(室町末)「六郎を、めませして、まねきければ」
※浮世草子・好色五人女(1686)二「不首尾を目まぜして、跡や先になりて行こそ案の外なれ」

め‐まじ【目交・瞬】

〘名〙 (「めまぜ」の変化した語)
※臨済録抄(15C前‐16C中)「揚眉瞬目━は、眉をあげつ目まじをしつ、目やう顔やうをする義ぞ」
※虎清本狂言・泣尼(室町末‐近世初)「その時はしらぬかほをしていて、みどもがめまじすれど」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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