デジタル大辞泉
「目もあや」の意味・読み・例文・類語
目もあや
1 まぶしいほどりっぱなさま。「目もあやな舞台衣裳」
2 意外で驚きあきれるさま。はなはだしくひどいさまにいう。
「ここに、かく渡り給ふのみなむ、―に、おぼろげならぬことと」〈源・総角〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
め【目】 も あや
① きらびやかで正視できないさま。まばゆいほど美しく立派なさまにいう。
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「めも
あやなる光そひてなむありける」
② 意外で驚きあきれるさま。はなはだしくひどいさまにいう。
※枕(10C終)一八四「そら言などのたまふは、
あらがひ論じなどきこゆるは、めもあやに、あさましきまであいなう」
③ 目を輝かせるさま。
※
仮名草子・都風俗鑑(1681)一「
鐘鋳(かねゐ)の
勧進に取らせさうなる拉げ煙管に、〈略〉煙草吸ひ付けてやれば、覗きをくれし男、目もあやに打笑みて」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報