百一物(読み)ヒャクイチモツ

デジタル大辞泉 「百一物」の意味・読み・例文・類語

ひゃくいち‐もつ【百一物】

僧の生活用品の総称三衣一鉢さんえいっぱつなど、それぞれ1個ずつ所持を許されているもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「百一物」の意味・読み・例文・類語

ひゃくいち‐もつ【百一物】

〘名〙 (「百」はすべてのものの意) 僧が、三衣一鉢(さんえいっぱつ)または六物(ろくもつ)など、生活必需品として必要なものはそれぞれただ一つだけ所持が許されていることをいう。
随筆・南屏燕語(1826)三「百一物。薩婆多に百一之外皆是長物。百は凡百の百なり」 〔釈氏要覧‐中〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android