百々町(読み)どどちよう

日本歴史地名大系 「百々町」の解説

百々町
どどちよう

上京区寺之内通堀川

町の南寄りを東西寺之内てらのうち通が通り、西は堀川ほりかわ通。

応仁以前の景観を描くとされる中昔京師地図にも「百百ノ辻」とあり、百々の名は古くよりみられた。「名所都鳥」(元禄三年刊)は「古へ百々氏此所にすめるなるべし」と記す。寺之内通小川に架かる百々橋では、応仁の乱で細川勝元と山名宗全両軍がこの橋を隔てて交戦し(応仁記)、永正四年(一五〇七)八月には細川澄元の家臣三好之長と細川澄之の家臣香西又六などが戦ったという(坊目誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android