白川の(読み)しらかわの

精選版 日本国語大辞典 「白川の」の意味・読み・例文・類語

しらかわ‐の しらかは‥【白川の】

同音の繰り返しで「知らず」にかかる。
古今(905‐914)恋三・六六六「しらかはのしらずともいはじそこきよみ流れて世々にすまんと思へば〈平貞文〉」
白川の水はくむ、の意を含んで「みつはくむ」にかかる。
※後撰(951‐953頃)雑三・一二一九「年経れば我が黒髪もしら河のみつはくむまで老いにけるかな〈檜垣嫗〉」

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