白坪村(読み)しらつぼむら

日本歴史地名大系 「白坪村」の解説

白坪村
しらつぼむら

[現在地名]智頭町西谷にしだに

尾見おみ村で千代川に流入する白坪川の谷に位置する。枝郷としておく村があったが、享保一九年(一七三四)以前に領内限りの一村として分離。拝領高は三八石余。享保一九年の鈴木孫三郎所持本「因幡誌」によると高五八石、竈数一七。天明六年(一七八六)の智頭郡下札帳(石谷家文書)によると朱高四二石余、毛付高五七石余、本免五ツ二分、同年の物成高二九石余、ほかに山役銀一〇匁が課されていた。「因幡志」では家数一〇。安政五年(一八五八)の村々生高竈数取調帳によれば生高六一石余、竈数一〇。当村は藩に御用材木を納入する杣所の村であったが、享保一〇年山が荒れていることを理由に栗角・松角の納入が免除された(在方諸事控)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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