畳掛(読み)たたみかける

精選版 日本国語大辞典 「畳掛」の意味・読み・例文・類語

たたみ‐か・ける【畳掛】

〘他カ下一〙 たたみか・く 〘他カ下二〙 あることを続けざまに行なう。相手余裕を与えず、やつぎばやに働きかける。現代では、反論の余裕を与えずに、次々と言いたいことを言う場合にいう。たたみこむ。たたみつける。
多聞院日記‐天正一八年(1590)八月一五日「則脉取処、非霍乱之心には中風心と覚たり。夕部薬たたみかけて可之」
湯島詣(1899)〈泉鏡花〉五〇「『玉…玉…玉何だ』と畳みかけて尋問する」

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